オーガニック抹茶カフェ和みが移転の最終地点に選んだのは…

オーガニック抹茶カフェ和みが移転の最終地点に選んだのは…

こんにちは!

店長のタカヒコです☕

前回のブログでは、現在の店舗の前に営業していた古民家2階の店舗までのお話をしました。今回はそんな2階店舗の終わり掛けから、今の店舗に移転するに至るまでの経緯を公開いたします。

移転をしなければならない、という話になったのは、2023年の2月頃でした。取り壊しの予定を進めるために、テナントを出なければならない状況でした。

なるべく早く次のテナントを決めていくために、そこからいろんな不動産に回ってみて、当時の人宿町の店舗から離れすぎない範囲でのテナントを探して回っていました。

もちろん、すぐにいい物件が見つかるはずもなく、物件探しは難航しました…それでも根気強く探している中で、2023年5月、たまたま提案された物件が今の店舗でした。

それまで募集はかかっていなくて、非公開だった物件がそのタイミングで募集を開始して、家賃条件や広さ的にもなんとか続けていけそう、と思える物件でした。

物件のことなどをほかの方にも相談していたところ、この物件を紹介された日にたまたま、その相談に乗ってくれている方からも同じ物件を提案され、そこで完全に『これだ!』と確信しました。そこからすぐに店舗を借りるために担当者の方とつなげていただき、店舗の改装をするための業者さんとも打合せを始めました。

それまで全然決まらなかった話がこの1日のたった数時間で一気に進んでいきました。まさに『ノリと勢い』というやつなのかもしれません。

そこからがさらに大きな壁との衝突でした。店舗を開業するうえで避けては通れない問題『お金』の問題です。

当時、古民家の2階店舗で細々と続けていた和みでした。そのため、銀行さんに対して融資をお願いするうえで最も重要な『売上』と『利益』があまりにも少なかったのです。

今回の店舗を借りるにあたっての頭金と店舗の改装費用で必要だったのは約400万円。『この金額を貸してほしい』と言って、『いいですよ』と言ってもらえるような状況ではありませんでした。

しかし、ここでお金を借りることができなければ、カフェを続ける道は閉ざされてしまいます。何としてでも、このカフェを続けていきたい。その一心で最後の望みである、日本政策金融公庫、という新規の起業などを応援している国の融資機関に相談を持ち掛けました。

もちろん、最初の反応は『厳しそうですね…』というものでした。しかし、ほかの銀行に勤務されている方に提出したほうがいい書類のアドバイスをいただいたり、やったほうがいいことを教えていただき、融資担当の方も私の想いを汲んで一生懸命動いてくれました。

これで無理なら、諦めて職を探すか。と覚悟も決めていた私でしたが、おかげさまで何とか融資をいただくことができました。

満額とはいかなかったものの、なんとか事業を続けていけるだけのお金を借りることができ、そこから一気に店舗の契約、店舗の改装を進めながら、以前の店舗の終幕に向けて準備を進めていきました。

当時、2023年2月から自分の目標としてインスタグラムを毎日投稿する、と決めて投稿を続けていて、移転期間の経過を何とかみんなにも知ってもらって、多くの方に移転先のことを知ってほしい、と思い、店舗営業もないということで、移転までの1か月間『毎日リール投稿してみよう!』と思い立ってリール投稿を開始しました。

毎日発信のタネを探しながら、移転に至るまでのリアルな経過やその期間に取り上げていただいたメディアに関することなどを乗せていました。このリール投稿で私とオーガニック抹茶カフェ和みのことをご存じいただいた方も多いのではないでしょうか。

そんな移転期間を経て、盛大にリニューアルオープンを迎えた7月13日、たくさんの方に来ていただけました。この店舗に移転するにあたって大きく変えたことがあります。

それは”営業時間を24:00まで伸ばした”ということです。それまでの店舗でも21:00まで営業していて、夜カフェとしては十分な時間まで営業していましたが、現在の店舗に移るときに、『やれるだけやってみよう』と決意して、時間を日付が変わるまでやってみる。という決断をしました。

結果としては、最初は夜はなかなかお客様にも認知されず、開けているだけ誰もいない時間が多い日々を送りました。それでもめげずに発信を続けて、夜までやっているカフェとしての認知を少しずつ広げていきました。

13:00スタートということもあり、もう少し早くからオープンしてほしいという声もいただいておりましたが、まだそれはできていません。

しかし、2024年4月からはこれまで長らく設定していた『定休日』を無くして、毎日営業へと変更しました。

この店舗になってから、すべてがうまくいっているわけではありませんが、少しずつ一緒に働いてくれる仲間が増えてきてくれました。13:00~24:00の営業時間をしてもうすぐ1年。

大変な思いをしたことのほうが多かったと思います。しかし、ここまで信じて何とか続けてきてよかった。と心から思っています。

ここまで私が起業をして、作ってきたカフェとしてのストーリーをお伝えしてきましたが、こうして仲間が増えてきてくれた今、もうこの和みは『私のお店』から『私たちのお店』へと変化していかなければならないと感じています。

私は、開業から『静岡の抹茶を全国へ、そして、世界へ』というテーマのもと、外国人観光客や県外からの観光客が静岡の抹茶の魅力を知る、そんな機会を提供できるカフェにするために経営してきましたし、これからもその方針は変わりません。

しかし、このカフェを作っていくのは私だけではなく、このカフェで働くスタッフたち1人1人であり、カフェへ訪れてくれるお客様であり、これからスタッフになってくれるまだ見ぬ仲間たちです。

私自身まだまだ若く未熟な面を多く抱えながらも、こうして経営を通じて様々な成功と失敗を繰り返してきました。今もこの営業時間の中で自身の不足を痛感することが多々あります。

しかし、私自身もそんな自身の弱さから目を背けず向き合い続けなければならないと思っています。そして、このカフェで働いてくれる一人ひとりにも、それぞれが自身と向き合い、人間としても成長していける、そんな環境を作っていきたいと思っています。

これからも、和みは新たな挑戦を続けていきます。

その『挑戦』とは何か。

その答えはこの4周年に向けた、ブログの締めくくりとして次回のブログで綴ります。

今回もこんなに長々とした文章にお付き合いいただきありがとうございました。

次回のブログもぜひ読んでいただけますとうれしいです。

ではまた!

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